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第11回「MRIを究める学術集会:信州MRI・技術と診療」が開催されました。

 令和2年2月22日、第11回「MRIを究める学術集会:信州MRI・技術と診療」が開催されました。本研究会は、主に長野県の放射線科医と診療放射線技師がタッグを組んで毎年開催している学術集会で、医療画像研究の第一線で活躍される講師の先生方をお招きし、MRIの知見を技術、臨床の両面より深めることを目的としています。
 11回目の開催となる今回のテーマは、昨今話題の人工知能でした。基調講演では、岐阜大学工学部の原武史先生が「人工知能を利用した画像診断支援システムの現状と研究の将来」と題して、画像診断支援システムのこれまでの発展と第三次人工知能ブームを経て新たな局面を迎える研究の実際をわかりやすく概説してくださいました。続けて技術講演では、広島大学大学院医系科学研究科放射線診断学講座の檜垣先生が「コンピュータ支援の撮像技術への応用」と題して、医療画像の撮影における様々なシチュエーションで活用される機械学習を実際の研究の例も交えてご紹介くださいました。臨床講演では、広島大学大学院医系科学研究科放射線診断学講座の中村先生が「人工知能の画像診断への臨床応用放射線科医の立場から」というテーマで、豊富な臨床、研究のご経験を背景に、画像に携わる医療従事者が人工知能をどのように活かしていくべきか、熱意あふれる講演をしてくださいました。
 先生方のご講演に共通していたのは、いかに医療従事者が人工知能を活用していくか、という視点でした。そのポイントは、大量な機械的作業はAIが、創造的作業は人間がという役割分担であり、医用画像に携わる医療従事者には柔軟な発想が求められているのだと感じました。(福澤)

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