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福澤拓哉医員が第21回IVR学会優秀論文賞を受賞しました

 令和4年6月4日から6日に開催された第51回日本IVR学会総会にて、福澤拓哉医員の「経頸静脈的肝生検の有用性と安全性に関する後ろ向き検討」(日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌, 2021, 36 巻, 2 号, p.126-132) が第21回IVR学会優秀論文賞に選出されました。
 当院では肝移植をはじめとして肝疾患の診療が盛んに行われており、当教室も画像診断やIVRでその一端を担っています。経頚静脈的肝生検とは、通常の体表からの肝生検が困難な症例を対象として、内頚静脈から肝静脈までカテーテルを進め、肝の組織を採取してくる検査です。肝疾患の診断に重要な検査の1つですが、日本国内では手技の煩雑さなどから実施可能な施設が少ないのが現状です。当院で2008年から現在までに行われてきた経頚静脈的肝生検のすべてを振り返り、国内や諸外国の報告と比較することで、より有効で安全な手技を行うためにはどうすればよいかを考察しました。
 当教室の塚原嘉典先生、藤永康成教授の御指導のもと論文を形にしていく中で、大変多くのことを勉強させていただきました。このような賞をいただくことができ、大変光栄に思います。今回の経験を糧に、今後は放射線科医としてさらに病院の業務に貢献できるよう研鑽を積んでいきたいと思います。(文責:福澤)

受賞した福澤医員(右)と指導医の塚原助教(左)

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