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第83回日本医学放射線学会総会(JRC2024)が開催されました

第83回日本医学放射線学会総会(JRC2024)が4月11日から14日にパシフィコ横浜で開催されました.

JRCは第83回日本医学放射線学会総会(JRS),第80回日本放射線技術学会総会学術大会(JSRT),第126回日本医学物理学会学術大会(JSMP)が合同開催している学会で,毎年4月にパシフィコ横浜にて開催される日本で最も大きな放射線医学の学術集会です.COVID-19感染症への対策も完全に解除され,久しぶりにコロナ禍前の賑わいを取り戻した,とても賑やかで華やかな学会となりました.

当教室からの発表、座長は以下の通りです。

・藤永康成教授
ランチョンセミナー14 Photon counting detector CT時代を見据えた腹部造影CT 座長
教育講演(JRS) 膵の画像診断 座長
シンポジウム(JRS) 膵臓画像診断の最新の動向 座長

・山田哲教授
肝胆膵(肝臓CT) パーヒュージョンCTと数値流体力学を用いた仮想門脈圧推定による肝線維化ステージ診断 講演
シンポジウム 肝細胞癌の画像診断におけるCTの使い分け 講演

・吉澤恵理子
肝胆膵(肝臓MRI) ガドキセト酸造影MRIと標準化HUIによる多様なMR装置間での定量的肝機能評価 講演

今回私も山田教授,藤永教授ご指導のもと,演題を発表させて頂きました.他の先生方の発表もどれも素晴らしく非常に刺激的で,ぜひ来年もまた発表出来る様に頑張りたいと,気持ちの引き締まる思いでした.画像診断って素晴らしいなと,改めて画像診断の奥深さに魅了された学会参加となりました.

また今回,学会のダイバーシティに対する取り組みの一貫として,JRS Encouragement Awardという賞がありました.これは,600床未満の医療機関に所属,または未就学児の育児中,または障害者手帳を持っていて,今回の学会で筆頭演者として現地で発表した人が頂ける賞です.私は未就学児の育児中という条件で応募させて頂き,賞を頂く事が出来ました.賞自体は個人が頂く形にはなりましたが,育児中の母親が働ける様な環境作りをして頂いた藤永教授,医局長の大彌先生を始め,医局全体としての受賞だと思っています.子育てが落ち着いたら,いずれはその分恩返しのつもりで働きたいと思っていますし,男女関わらず,若い先生が休みを取りやすい環境作りのお手伝いを出来たらと思っています.世界的に「母親」も働く事を推奨する風潮にありますが,正直な所,それは必ずしも良い事ばかりでは無い部分もあると思いますが,その葛藤も大切な経験として,今後いろいろな面で生かしていきたいと思います.文責:吉澤恵理子

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