放射線科後期研修専攻医 募集中

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第84回日本医学放射線学会総会(JRC2025)が開催されました。

JRCは第84回日本医学放射線学会総会(JRS),第81回日本放射線技術学会総会学術大会(JSRT),第129回日本医学物理学会学術大会(JSMP)および国際医用画像総合展(ITEM2025)が合同開催している学会で,毎年4月に開催される日本で最も大きな放射線医学の学術集会です。

当教室からの発表、座長は以下の通りです。
・藤永康成先生 ランチョンセミナー19 Women’s imaging -教えます知っておくべきessence- 座長
・大彌歩先生 シンポジウム4 PASとPAS以外の周産期画像診断 座長
・吉澤恵理子先生 肝胆2(肝細胞癌) 肝細胞癌画像診断におけるEOB-MRIのDL-VIBEとCS-VIBEの画質評価 講演

私は12、13日の2日間参加し、教育講演やシンポジウムなど自分の興味のある講演を聴講しました。特に印象に残ったのは「CT/MRIにて早期膵癌の偶然発見に情熱を燃やす-通常画像から早期発見のための様々なワザまで-」というセミナーで学んだ早期膵癌の存在を示す所見の数々です。それまでは早期膵癌を画像で指摘することはほとんど不可能であるという認識だったのですが、膵の限局的な萎縮およびその近傍の嚢胞性病変、限局的な膵管拡張といった所見が早期膵癌を示唆する所見だと学びました。あとで藤永教授に伺ったら、信州大学医学部附属病院でもALPS-PCという早期膵癌発見のためのプロジェクトが行われているようです。早速進行膵癌と既に診断がついた画像の過去画像を遡り、上記の所見がないか確かめてみようと思います。中には英語での講演(質疑応答も含めて)もあり、全体の半分も理解が及ばなかったなというのが正直な感想ではありますが、日本中の放射線科医が集うこの場で自分も将来白熱した意見交換を交わしたいと思えました。(文責:小林(諒))

ALPS-PCプロジェクト

学会期間中の懇親会

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